大規模修繕工事に必要な期間について

一概には言えませんのでおおよその目安ですが、30戸～50戸のマンションであれば約3～4ヶ月間。50～100戸のマンションで約4～5ヶ月間。100戸以上のマンションであれば、5ヶ月以上はかかることが多いです。
各マンションによって進めやすさなども異なりますが、だいたい1週間に30戸のペースで「足場組立」「下地補修工事」「シーリング工事」「塗装工事」「防水工事」「足場解体」それぞれの工程を進めていきます。工事内容にもよりますが、感覚としては上記の期間を目安に想定していただければ問題ないかと思います。

工事に取り掛かるまでのスケジュールがわかれば逆算して早め早めの準備ができますよね。目安のスケジュールをご紹介します。

3～4ヶ月前見積依頼

施工を検討している会社に見積を依頼します。見積が提出されるまでは約1ヶ月程を見ておくと良いでしょう。その際、建物の図面を事前に準備しておけばよりスムーズに見積を出していただけるかと思います。

2～3ヶ月前施工業者内定

修繕を依頼する施工業者を決めます。費用感やアフターサポート体制などを比較し、最適な施工業者が決まれば内定通知書を施工会社に送ります。

2ヶ月前臨時総会

施工業者が決まれば臨時総会を開き、管理組合としての意思決定を行います。少なくとも開催日の2週間前までには組合員に通知しましょう。

1～2ヶ月前契約締結

臨時総会で施工業者が正式に決まれば、施工業者との契約を取り交わします。関西塗研工業の場合は契約書の準備は施工者で行っています。

2週間前工事説明会、近隣へのご挨拶

工事に取り掛かる2週間前を目途に工事説明会を開催します。大規模修繕では、マンションの周囲に足場を組んで工事を行うことが前提なので、洗濯物が干せなくなったり、通行できない部分が発生したりと、住民の方に理解や協力していただくことが欠かせません。
工事説明の案内は、関西塗研工業の場合は施工者にて行っています。また、合わせて近隣の方へのご挨拶も行います。

着工

大規模修繕工事では2月着工の春工事と8月着工の秋工事の大きく2つに分かれます。この期間の設定は、気候・作業環境等を考慮しても適しております。真夏のクーラーをよく使用する時期や・お正月は足場が無い状態で気持ち良く迎えたいという皆さまのご希望が反映された設定になっております。しかし、最近では上記の時期をずらして行う事も増えております。

30戸～50戸のマンションであれば約3～4ヶ月間。50～100戸のマンションで約4～5ヶ月間。100戸以上のマンションであれば、5ヶ月以上はかかることが多いです。

天災や外的要因、又追加工事等の理由により発生する場合がございます。但し、工期の延長については管理組合様へ承認を頂いてからとする事が一般的です。